自己実現、夢を叶える、努力

夢を叶える5つのコツ。〜第4章 行動を継続する〜

本記事は「夢を叶える5つのコツ」というシリーズの第4章です。
全記事はこちらから読むことができます。

第四章「行動を継続する」

・やりたいなと思うだけの人=10000人
・実際に行動する人=100人
・行動を継続する人=1人

夢を叶えたいのであれば、この10000人に1人しかいない「行動を継続できる人」になる必要があります。

夢は泥臭いことの連続だと受け入れる

夢は泥臭いことの連続

夢を叶えるということを、とてもドラマティックでかっこいいことだと思い込んでいる人がいます。
でもこのイメージは間違いです。

多くの場合、夢を叶えるとは、おそろしく地味でつまらないことの連続です。
誰もが面倒くさがってやりたがらないことを、自分だけが全力でやり続けていく。
そういう進み方になります。

これはダイエットに置き換えて考えるとイメージしやすいです。

多くの場合、ダイエットは、毎日地道に筋トレを行ったり、食事制限を行ったりと、そういった地味な努力の積み重ねです。
奇跡が起きて明日いきなり20kg痩せることなどありません。
ここでそれを「めんどくさい」と考え、諦めた人には、痩せないという結果があります。
ここでそういった地味なことを「行動を続ける」と決めた人には、遠い未来に「痩せる」という結果が起こる。

夢を叶えることも、これと同じです。

地味で、地道で、当たり前のこと

野球選手のイチローさんはこんな言葉を残しています。
「夢をつかむことというのは一気にはできません。小さなことを積み重ねることで、いつの日か信じられないような力を出せるようになっていきます」

「努力せずに何かできるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうじゃない。努力した結果、何かができるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうだと思う」

バスケット選手のマイケルジョーダンはこんな言葉を残しています。
「誰もが才能を持っている。だが能力を得るには努力が必要だ」

作家のアンドレ・ジッドさんはこんな言葉を残しています。
「平凡なことを毎日平凡な気持ちで実行することが、すなわち非凡なのである」

発明王のエジソンはこんな言葉を残しています。
「ほとんどすべての人間は、もうこれ以上アイデアを考えるのは不可能だというところまで行きつき、そこでやる気をなくしてしまう。勝負はそこからだというのに」

「もちろん、生まれつきの能力の問題もまったく無視はできない。それでもやはり、これはおまけみたいなものだ。絶え間なく、粘り強く努力する。これこそ何よりも重要な資質であり、成功の要といえる」

つまり、多くの著名人が「努力の大切さ」を訴えているということです。

ここからもわかるように、「夢を叶える」とは決して煌びやかなことではないし、ドラマティックなことでもありません。
地味で、地道で、当たり前のことの連続であり、それをいかに継続することができるか、そこに全てがかかっています。

しかしここで世の中の99%の人は、面倒くさがってやりません。
あーだこーだと言い訳をし、行動を先延ばしにし、行動したとしても結局それを続けない。
だから永遠に何者にもなることができません。

でもその中であなたが、あなただけが、きちんと努力を継続するならば、あなたは必ず他の99%の人らとは違う道に進むことができるでしょう。
だから、どんどん行動していくことが大切です。

「努力=無理をすること」ではない

成功したいなら努力が必要だが、努力=無理をすることではない。

夢を追い、成功するためには、「人並み外れた努力」が必要です。
普通の人が10しか努力しないところで、自分だけは1000の努力をするような、それくらいの気合いが必要です。

では、どうすればそれだけの努力を実現することができるでしょうか?
その答えは、矛盾するようですが「無理をしないこと」です。

世の中の多くの人は、「努力=無理をして実現するもの」ととらえていますが、それは間違いです。
無理をして努力しても、それは1日単位でみれば「とても努力した気分」になりますが、そのあとには必ず「疲れて何もできないターン」がやってくるので、1年単位でみると、結局あんまり努力していないことがほとんどです。

一流のプロ野球選手が試合の直前に徹夜をするわけがないように、何かの道を本気で目指したいのであれば、そのために必要なことはむしろ逆、「無理をしないで少しずつ進めていくこと」です。
無理をせず少しずつ進めていけば、「疲れて何もできないターン」が発生しないため、1年間、365日、毎日コツコツと努力を継続することができます。
するとこのほうが、1年後には常人の100倍の努力量が実現しています。

「常人の100倍の努力をする」とは、こういうことなんです。

努力が実になる人と、そうでない人の違い

努力がきちんと実になりやすい人は、努力を年単位で考えています。
その努力の結果は今すぐでるわけじゃない。
結果がでるのは1年後など、先の話。
だから現時点でそこまで無理をして体を壊してまで頑張っても仕方ない。
だからゆっくりじっくり、毎日簡単にできることから一つずつ進めていこう。みたいな感じ。

その逆に努力が実になりづらい人は「すぐに結果が欲しい」と考えます。
でもどんだけ頑張ったところで、何事もそうすぐに結果がでるわけではないので、思い通りにならなくてイライラ。
そのイライラを解消するためにがむしゃらに頑張る。早く結果を出すために身を粉にして頑張る。
でも結果がでない。
心が折れる。
努力をやめてしまう。
うまくいかない人は、だいたいこのパターンです。

優れた人は無理をしません。
努力=無理をすることと捉えているのは凡人だけです。

ですので、あなたもぜひ「無理をしないことによって」「誰よりも努力できる人間」になりましょう。

自分のレベルに合わせた小さな目標から始める。

努力が続く人は、まずは「小さなこと」から始めよう考えます。
努力が続かない人は、いきなり「大きな目標」を立てます。

例えばあなたが「2ヶ月以内に4kg痩せると決め」「そのために毎日運動をしよう」と考えたとします。

ここで努力が続く人はこう考えます。
↓↓↓
「ゆーて今までそんなに運動してたわけじゃないし、いきなりあんまり高い目標立てても挫折しちゃうだろうから、まずは毎日腕立て5回を目標にしよう」
「5回できた!意外とできるな!じゃあもうすこし!よし10回できた!」
「今日は仕事で疲れてるから5回が限界だ…でもがんばった!今日はこれでOK!5回がんばった自分にまる!」
「昨日休んだから今日は元気!5回やったらまだいけそうだから、もうすこし…10回!わーい!すこしずつ自信がついてきた!」

挫折しやすい人は、こう考えます。
↓↓↓
「今日から毎日腕立て20回x6セットやる!!!!」
「ひい、大変だ、でもがんばるぞ、ひいえええ!」
「まだ二日目だけど、なんかもうめんどくさいな…。20回か…しんどいな…仕事疲れてるしな…」
「ああ昨日サボっちゃったから今日はやらなきゃ…でもめんどくさいな…」
「二日連続でサボっちゃったから、なんかもう自信なくなってきたな…」
「あーもうダメだ。あきらめよ。私には痩せるなんて無理だったんだ」

差がわかりましたか?
要するに、努力が続きやすい人は、最初のうちは「自分のレベルに合わせた目標」から立て、そこから少しずつ進歩してこうと考えているのです。
そのため、まず行動の敷居が低い。
たった5回だったら、どれだけ疲れてても頑張ろうと思える。
さらに、もともとの目標が低いおかげで、5回が10回に増えただけでも自信がつく理由になっています。

続かない人はこの逆です。
彼らは最初から「今の自分ごときではできるわけがない高い目標」をいきなり立ててしまっています。
だから、行動の敷居が高い。
20回x6セットとなると、運動不足だった人にとってはかなり敷居が高い。
すると、いちいち事前に「やるぞ」と気合いを入れないとやれない。
そのおかげで行動が続かない。
続かないから自信がつかない。
自信がつかないから、さらにやるのが億劫になる。
…と負のループになってしまっています。

夢を叶えるにおいても、このような思考の違いがよく出てきます。
努力が続く人は、とにかくいつでも「その時の自分に合っている適切な目標設定」を行い、少しずつ進化していこうとします。
努力が続かない人は、「今の自分の実力を度外視して、かなり高い目標をいきなりたててしまい、それで潰れる」という道を進んでいます。

目標をどこに設定するか。
たったそれだけのことで、こんなにも変わるのです。

もしあなたが何か目標を立て、その道半ばで心が折れそうになる瞬間があったら「目標設定は適切か?」と考えてみるといいでしょう。
そうすることで見落としていた何かに気付けるかもしれません。

予定に自分のサボり、気まぐれを組み込む

努力が続く人は、スケジュールを立てる段階から「自分はこの通りには進まないだろうな」ということを踏まえて立てます。
途中でサボってしまうこと、途中で思わぬトラブルがあって思った通りに進まないこと、そういったことまで含めてスケジュールを立てます。
そのため、かなり余裕があるスケジュールを組み立てることができるので、いつでも心に余裕を持って進めることができます。

努力が続かない人は、かなり無理があるスケジュールを立てがちです。
自分が完璧に思った通りに行動できるのであればそれでもいいのですが、だいたいは途中でどうしてもやる気がわかなくなったり、サボったりしてしまうことはあるでしょうし、そこまでじゃなくてもトラブルがあって予定が遅れることはあるはずですが、そういったものを考慮に入れません。
そのためスケジュールがかなりかつかつになりがちです。
かつかつなので焦る。
焦るから余計に遅くなる。
気付いたらスケジュールが二週も三週も遅れているような状態になり、もはやこのスケジュール通りに進めることすら意味を感じなくなってしまう。
…結果、「やっぱり私なんか夢を叶える才能はなかったんだ」と考え、挫折してしまう。
これはとてもよくあるパターンです。

これは冷静に考えてみれば、単にスケジュール管理が下手だったというだけの話なのに、それを自分の才能に紐づけて解釈するので、余計に話がややこしくなります。
そうではありません。
才能云々の話は関係ありません。
ただスケジュールの組み立て方が非現実的だったというだけです。

例えば会社などでも、社長が、社員の状況を一切無視して、全員が朝まで残業しなければ達成できないようなスケジュールを組んでしまったら、そんなプロジェクトはきっとうまくいきませんよね。
だからあなたも、これと同じことをしないように気をつける必要があります。
あなたは、自分という社長から、自分という社員に向けて、いつでもみんながのびのびと働けるように適切なスケジュールを立ててあげる必要があるのです。

もしあなたが何か目標を立て、その道半ばで心が折れそうになる瞬間があったら「そもそもスケジュール管理は適切だったか?」と考えてみるといいでしょう。
そしてスケジュール自体が非現実的であったなら、スケジュールを組み立てなおしましょう。
そしてもう一度新しく「余裕のあるスケジュール」を立てましょう。
そうすればもう一度やり直すことができます。

モチベーションを高めようとしない

行動が継続できなくなったとき、多くの人は「どうすればやる気が出てくるか」「どうすればモチベーションを高めることができるか」という情報を探しがちですが、これは間違いです。

そもそも、「モチベーションを高く維持しなければ完遂できないような行動計画」を立てている時点で間違っています。

近所のコンビニでバイトをするとき、モチベーションが必要ですか?

もしコンビニが「モチベが高いスタッフがいなければ売り上げを立てることができないビジネスモデル」だった場合、多くのアルバイトはそこまでモチベは高くないでしょうから、きっとすぐに売上がたたなくなり、きっとそのお店は潰れてしまいます。
コンビニは、モチベが低いスタッフしかいなくても、それなりに最低限は売上を立てることができるように収益構造がデザインされています。
だから、ビジネスとして成り立ちます。

夢を叶えることもこれと同じです。
そもそもモチベーションというのはムラがあることが前提なので、自分が常にモチベが高くあり続けないと実現できないような計画を立てているなら、その計画の時点で間違っているのです。

モチベが低いときは「ある」ことを前提に、それでも夢が実現しやすいであろうフローを工夫し、考え、組み立てていくほうが現実的でしょう。

モチベーションに頼らない。
モチベーションがなくても、最低限機能するようなルーティンを作る。
自分とは、常に元気なわけではないことを前提にスケジュールを作成する。
そういう方が現実的ですし、そもそもあなたに対しても優しいといえるはずです。

常に高いモチベを求められる職場って、なんか嫌じゃないですか?
あなたが自分に対してしていることは、それと同じなのです。

自分の気分を大事にする。

努力が続く人は、自分の「気分」を大切にします。
どうしても気分が上がらない時などは、どうすれば気分が上がるかを工夫し、考え、自分にとって気分が上がりやすい環境を整えようとします。
それでもどうしても気分が上がらないときは、「今日は休んでいい」と自分に許可することすらできます。
だから次の日は気持ちが回復し、元気にがんばれるようになります。

努力が続かない人は、この逆です。
彼らは自分の「気分」が上がらないとき、それを自己批判します。
決めたことをきちんと遂行できない自分はなんてダメな人間なんだろうと考え、だから自分を無理やり行動させようとしたり、それでも行動できないと自己嫌悪を初めてしまいます。

これは要するに、自分1人でブラック企業をやっている状態と同じです。
部下が思い通りに動かないとき、その部下に対して「うるさい、仕事なんだからまじめにやれ」と言うような上司に、人はついてこないでしょう。
ここで「どうした?最近何か嫌なことでもあった?」と聞いてくれる。部下と同じ目線に立って、親身に話を聞いてくれる。
そういう上司のほうが人はついてきやすいはずです。

あなたは、あなたという部下が、あなたという上司にきちんとついてきてくれるように、適切なマネジメントを行う必要があります。
ここのマネジメントに手をぬけば、必ずあなたという部下は、あなたという上司から離反し、一切の指示を聞いてくれなくなります。

だから、自分のわがままをもっと許容してあげましょう。
わがままに上から目線で理屈を示すのはやめましょう。
自分に対して、もっと同じ目線で接してあげましょう。

気分に流されることは決して甘えではない

大人になるとついつい「気分に流されるのはよくないこと」といった考えを抱きがちですが、そんなことはありません。
そもそも人間というのは、気分に流されるようにできている生物です。

プロスポーツ選手でも芸術家でも、すごい人ほど「人はそもそも気分に左右されるもの」を前提に、どうやって自分の気分を高めていくか、その方法を日々研究してることが多いです。
掃除をしたり、音楽をかけたり、自分の気分をあげる方法は考えてみれば意外といくらでも見つかるものです。

気分が乗ってる時は、難しいことでも頑張ろうって思えるし仕事の品質も高まりやすい。
気分が乗ってない時は、簡単なことが難しく感じるし仕事のクオリティも下がりやすい。
そういう人間なら誰もが当たり前のことを、そういうものだと受け入れ、そこを前提にどうすればいいかを考え、組み立ていく。
こちらのほうが自然な向き合い方です。

当たり前のことを「それじゃいけない」と怒り、叱責し、そんな自分を批判するのは、自然ではありませんし、あまりに非合理的です。
パソコンという機械は、キーボードを押さなければ入力ができません。
その仕組みを変えることはできません。
そんな中「キーボードを打たなくても文字が打てるようにならなければいけないはずだ」と思い込んで、そうできない自分に自己嫌悪している人がいたらどう思いますか?

気分に流されることに罪悪感を感じるのは、これと同じくらいに滑稽なことです。

自分だけでやろうとしない。人に頼る。

夢が叶いづらい人は、なんでもかんでも自分でやろうとします。
彼らは人に頼ることを悪いことだと錯覚しており、全てを自分の力でやらなければいけないと本気でそう信じ込んでいます。

夢が叶いやすい人は、この逆です。
彼らは人に頼ります。時にはお金を払って依頼しますし、時には頭を下げてお願いしますと頼み込みます。
とにかくあらゆる手段を尽くして、「自力だけではなく、他力を使うこと」を厭いません。

そもそも夢を叶えるとは、おそろしくパワーが必要な行為です。

もしあなたが自分のお店を持ちたいなら、内装デザイン、外装デザイン、メニュー作り、メニューの価格帯、市場調査、スタッフの育成、考えるべきことは山ほどあります。
これらを全て自分でやろうとするのは大変なことでしょう。
であるならば、どんどん人に頼ればいいのです。
可能なら外注しましょう。
お金がないなら、知人などにお願いしましょう。
あるいは現代はクラウドファウンディングなどの手法もありますので、SNSで資金援助を募るのも一つの手でしょう。

そうやって自分の力だけでは及ばないところをどんどん人に助けてもらえば、あなただけでは足りない分を他の人に補ってもらうことができるので夢を実現しやすくなります。
たった1人では難しい道でも、みんなの力を合わせれば実現しやすくなります。

TTP

人に頼るとは、直接的に頼ることが全てではありません。
時には「見ず知らずの他人の力」も借りてしまいましょう。

ここで知ってほしいのがTTPという言葉です。
これは「徹底的にパクる」を略した言葉です。

もしあなたが、自分のお店を持ちたいと考えているなら、ぜひあなたの理想に近いお店を出している先駆者の事例を探しましょう。そして見つかったなら、徹底的にパクりましょう。
もしあなたが、音楽や絵画で何か成功を収めたいと考えているなら、ぜひあなたの理想に近い状態になっている先駆者の事例を探しましょう。そして見つかったなら、徹底的にパクりましょう。

パクるというと、なんだか悪いことをしているかのように思ってしまうかもしれませんがそんなことはありません。大丈夫です。
そもそも、スポーツの世界などでも有効な戦術が編み出されたならば、その手法はすぐにコピーされるものです。しかしコピーされたとて、もともと持っている素養などが違うので完全にパクれるということはありません。
音楽の世界などでも、完全にオリジナルというものはありえません。
この世の全ての音楽は、過去のなんらかの作品の影響を受けています。

小説などの世界もそうです。
今ある作品の多くは、大なり小なり過去の作品の影響を受けており、「この世にある物語の全ては、シェイクスピアによって書き尽くされている」「これの外側を超える物語というのは存在しない」とまで言われています。

だから、それでいいのです。
あなたはもっと「すでにある成功事例を真似ていい」のです。

そもそも多くの人は勘違いしていますが、最初のうちは「オリジナリティ」というのは作ろうとしてはいけません。
なぜなら、まだ経験が少ない人の考えるオリジナリティなどたかが知れているからです。
最初の段階は「既存の成功事例を真似すること」によって、少しでも自分にないものを埋めていくことが大切です。

「巨人の肩に乗る」という言葉があります。
これは「先人の積み重ねてきた知見を参考にすることで、それをさらに発展させていくこと」を暗喩するメタファーです。

1人の人間がその人生で経験できることなど、どうしたって大した量にはなりません。
しかし「先人」という巨人の肩の上に乗れば、より遠くまでを見渡すことができます。

そもそも人類はそうやって進化してきたのです。
そんな中、どうしてあなただけが、過去の先人から学ばず、自分1人で戦おうとしているのでしょうか。
そんな努力は不毛なのでやめましょう。

最後に、それでもどうしてもパクることに不安や罪悪感を感じる人のために、映画監督のフランシス・フォード・コッポラさんの言葉を紹介しておきます。

「私たちから取ってほしい。
まずは盗んでみてほしいんだ。
なぜなら、結局は盗みきれないからだ。
盗めるのは、私たちが与えたものだけだ。
君はそれを自分のスタイルに取り入れ、自分のスタイルを見つけていく。
誰だって最初はそうだ。
そしていつか、誰かが君から盗む日が来る」

それでもまだ「誰かの真似なんてしたくない」というあなたへ

画家サルバドール・ダリはこんな言葉を残しています。
「何もまねしたくないなんて言っている人間は、何も作れない」

人に頼ることは何もおかしなことではない

夢を叶えたいなら人に頼ることが大切ですが、日本では「人に迷惑をかけるのは悪いこと」という教育を受けている方が多いので、そこで変な罪悪感を感じてしまう人がいます。

こういう方は、シンプルに「自分の受けていた教育は間違っていたんだな」と認めてしまってください。
実際、その教育は人間の原理原則に反しています。

そもそも人類がここまで発展してこれたのは、「分業」という概念があったからだと言われています。
このことは18世紀の経済学者アダムスミスさんも、国富論の中で語っています。

他の動物達には、ここまで明確な「分業」という概念がなかった。
しかし人間だけは、狩りが得意な人は狩りをする、弓作りが得意な人は弓だけをひたすら作る、食品加工が得意な人は食品加工をするといった感じで、それぞれが適正に応じて生きるために必要なタスクを分業しました。

分業するってことは、つまり「人に頼る」ってことです。
自分が不得意な分野に関しては、それを得意とする他者に頼る。

その代わりに、自分が得意な分野では、他者が自分に頼ることを許容する。
こういうライフスタイルがあったからこそ、人類はここまで進化してこれたのです。

つまり「頼る生き方」こそが、自然なのです。
「頼らない生き方」をしているその人達のほうが、不自然なのです。

誰かに頼ることは迷惑をかける行為ではない。むしろマクロレベルでは人に頼らない生き方のほうが社会に迷惑をかけているといえる

人に頼ることを「良し」とする場合、何か困ったことがあれば人にお願いし、そこで謝礼を支払うことができます。
お金がなくて善意でお願いしたとしても、その場合も「成功したらどっかのタイミングであのときの恩を返さなきゃ」という気持ちになるでしょうから、必ずどこかでは謝礼、あるいはそれに近い何かを発生させることができます。
つまりその分、「経済がまわる」のです。
それは、ほんの5000円や1万円くらいで、社会全体からすれば小さな額かもしれませんが、でもほんのわずかでも経済が動くわけです。
もしお手伝いをお願いした相手が個人事業主だったなら、さらにその一部は税金になり、社会へと還元されるかもしれません。

しかし人に頼ることを「ダメ」とした場合、頼ってないのだから当然、謝礼は発生しません。
謝礼がなければ、税金も発生しない。
社会へと還元される分もなくなります。

もし世の中全員が、そういう価値観を持ってしまったならどうなるでしょうか?
きっと社会全体の「経済の稼働率」が何割かは下がるはずです。

つまりね、「人に頼らない生き方」というのは、決して善良なわけではないし、謙虚で素晴らしい態度なわけでもありません。
むしろマクロレベルで見れば、これは経済を停滞させる要因になるような価値観であり、あまり望ましくない態度だといえるのです

あなたが人に頼る生き方をするなら、あなたも嬉しい、相手も嬉しい、社会も潤う。
みんながハッピー。

あなたが人に頼らない生き方をするなら、あなたも苦しい、相手も何も得られない、社会も潤わなくなる。
誰も得をしない世界になる。

だから、「人に頼ることを悪だ」と思い込んでる者達のほうが、真の悪だといえます。

プライドは要らない

夢を叶えるためにはどんどん人に頼りましょうという話をすると、稀に「人に頭を下げるなんて…なんか嫌だ」などと言い出し、変なプライドを優先してしまう人がいます。

こういう人は、はっきり言うともっと本気になった方がいいです。
本気で夢を叶えたいなら、「自分が頭を下げること程度」を嫌がらないはずです。
むしろその程度のことで「夢を叶えられる確度が高くなる」のであれば、なんて簡単なんだろうと、喜ぶところのはずです。

こういう人は無自覚でしょうが、「夢を叶えること」より、「自分のプライドを守ること」の方を大事にしてしまっています。
その姿勢のままでは、夢は叶わないでしょう。
代わりに、「あなたのプライドが守られる」という結果だけは得ることができるでしょう。
おめでとうございます。

人生はこんなふうに、いつでもあなたが「内心で願っていること」がそのまま実現します。
だから、本気で夢を叶えたいのであれば、ほんのわずかでもプライドなどに意識を向けてはいけません。
心の奥底から、全身全霊で、全てを「夢を叶えること」に向けなければいけません。

あなたが頭でどれだけ夢を叶えたいと思っていたとしても、心の奥底では他のことを願っているならば、きっとあなたはその「他のこと」を叶えてしまいます。
人間とはそうできているのです。

理想の自分を捨てよう。ありのままの自分と進もう。

ここまででいくつかのの「継続するためのコツ」を説明してきましたが、これらの根底に共通することは「ありのままの自分と共に進んでいこう」ということです。

実は、努力が継続できない人間の多くは「自分」を正しく認識できていません。
彼らは「真実の自分」を見ていません。
代わりに「こうであってほしい」という理想の自分を、自分だと思い込んでいます。

本来、何か新しい道に挑戦したばかりのときは、まだまだ実力も経験も何もかもが足りないので、全てのことが「うまくいかなくて当然」です。
だって実力がないのですから。
でもそれは本来、何も恥じることではありません。
新しいジャンルに挑戦したのであれば、それは誰だって通る道だからです。

努力が続く人は、こういったことをきちんと理解しています。
だから、全てにおいて実力不足で、何もできない自分、かっこわるい自分のことを、何も恥じることなく、普通に受け止めることができます。

だから
「努力を年単位で考えるし」
「今の実力に合わせた小さい目標設定から始めるし」
「スケジュールを立てるときにサボりを組み込むし」
「気分を高める努力をするし」
「自分が思ったように行動できなかったとき、いちいち罪悪感を感じないし」
「自力ではなく、他力をどんどん頼る」
というわけです。

努力が続かない人はこの逆です。
彼らは、全てにおいて実力不足で、何もできない自分、かっこわるい自分のことを恥じています。

だから
「努力の結果は明日にでも出てほしいと考えるし」
「自分の実力を無視した高すぎる目標設定から始めるし」
「スケジュールを立てるときに自分がサボることなどないかのような計画を立ててしまうし」
「気分を高める努力なんてしなくても行動できるべきだと考えるし」
「自分が思ったように行動できなかったとき、いちいち罪悪感を感じるし」
「人に頼らず、全てを自分の力でやらなければいけないと考える」
というわけです。

でもこのスタンスで進む限り、あなたにとって夢を追うことはとても辛く苦しい道のりになってしまいます。
ですので、このスタンスはやめましょう。

あなたは、あなたが思っているほど、理想通りではないのです。
あなたは、あなたが思っているほど、才覚に溢れた存在ではないのです。
あなたは、あなたが思っているほど、かっこいい存在ではないのです。

でもそんなことは当たり前です。
別にそれはあなただけではなく、全人類が同じです。

今輝いて見える人達も、最初は誰もがカッコ悪くて、ダサくて、何もできなくて、無力感に包まれて、でも負けずに頑張った。
だから彼らは成功できたのです。

というわけで、あなたも今のカッコ悪い自分を恥じるのはやめましょう。
そんな自分を認め、受け入れ、そのうえで作戦を考えていきましょう。

自分という司令官と、自分という部下を、一体化させる。

理想の自分ではなく、ありのままの自分と進むんだほうがいい理由はもう一つあります。

それは、自分と自分が、対立してしまうからです。

例えば、もしあなたがすごくブラックな会社で働いてて、経営者があなたにこう言ってきたらどう思いますか?

「今日からこんなキャンペーンをしようと思うので、明日にでもすぐ売上をアップしてください」
「明日からこんなキャンペーンをしようと思いますので、1日で準備をしてください。時間が足りないなら退社せずに朝まで残業してください」
「来月から行うキャンペーンのためにこんなスケジュールを立てたので、1日もサボらず完全にこのスケジュール通りに行動してください」
「気分なんかに流されるのは子供です。大人なら気分がどれだけ悪かろうとちゃんと仕事をしてください」
「全部、自分でやってください。人に頼るのは相手に迷惑をかけていることなんだから控えてください。社会人なら常識のはずです」

…どうでしょう?
正直「ええ…」ってなりましたよね笑

なんなら人によっては、これを機に「この社長のためになんか頑張ってやらない」「適当に怒られない程度に仕事してればそれでいいや」「クオリティが高い仕事なんて絶対しない」ってなるのではないでしょうか。

イメージができましたか?
そしたらここからが重要なのですが、実は「自分」という個人の中でも、これと同じことが起きてしまうことがあります。

ありのままの自分を見ず、理想の自分で進もうとする人は、「自分という社長」から「自分という社員」に向けて、上記とまったく同じことをしてしまっています。
そうすると、あなたという社員は、あなたという社長に反乱を起こしてしまい、なかなか思ったように行動できなくなってしまうことがあるのです。

頭ではもっと行動したいと考えているのに、なかなかその通りになれない。
そういう人が生まれるのはこれが原因です。

要するに努力が続かない人は、自分と自分が対立しているのです。
だから、社長がいくら怒鳴り声をあげても、もう社員の心にはまったく響かないので、そのため行動が続かなくなってしまうわけです。

ありのままの自分と進むことができる人は、社長と社員が仲良しです。
社長はいつでも社員のことを気遣ってくれる。
だから社長がこうしてほしいと提案すると、社員はいつもその期待の100倍以上のものを返してくれる。
そういう好循環が自分1人の中で起きているわけです。

というわけで、繰り返しになりますが「ありのままの自分」と進んでいきましょう。
あなたという社長は、常にあなたという社員のことを大事にしてあげましょう。
自分をただの労働力やコマのように扱うのではなく、とても大切な宝物だと思って、細かな気遣いをしてあげましょう。なるべく自分が苦労しないように、細心の注意を払ってあげましょう。
その分、あなたという社員は、あなたという社長が喜んでくれるように、今までの恩を返してあげましょう。
せいいっぱいに働きましょう。がんばりましょう。
無理をしすぎない範囲で、でも全力を尽くしてあげましょう。

こんなふうに自分という存在が分離せず、自分の全てが、一つの意思のもとに統一されていると、あなたはあなたの思った通りに、自分を動かせるようになります。
するとあなたは、「夢をどんどん叶えることができる人間」になります。

まとめ

  • 夢を叶えるコツは行動を継続すること。
  • 「したい」と考える人が10000人、そのうち実際に行動する人は100人。さらにそのうち行動を継続する人は1人しかいない。この1人になる必要がある。
  • 夢を叶えるとはドラマティックなことでもなんでもなく、地味で地道で面倒で大変なことの連続。それをやりきるかどうか。
  • 成功するには人並み外れた努力が必要だが、それは無理をして頑張るということではなく、地道に長い時間をかけてロングスパンで達成するイメージ。
  • 努力の結果は、明日すぐにではない。すぐ結果が欲しいと駄々をこねるのはやめる。努力の結果は年単位で出るものだと捉え直す。
  • 自分のレベルに合わせた小さな目標から始める。
  • 自分は予定通りに行動できないことを、あらかじめスケジュールに組み込む。予定に自分のサボり、気まぐれを組み込む
  • 自分の気分を大事にする。
  • 自分だけでやろうとしない。人に頼る。知人友人はもちろん、見ず知らずの他人、先人の知恵、全てに頼る。
  • プライドを捨てる
  • 理想の自分ではなく、ありのままの自分と進む。
  • 自分という司令官と、自分という部下を一体化させる。
  • 誰よりも自分を批判できるようになろう!
  • そのために罪悪感という妄想を捨てよう!
  • まっとうな大人になろう

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