才能、天職、強みの見つけ方

【QA】長所を伸ばすのと短所を補うの、どっちが大事だと思いますか?

【Q】長所を伸ばすのと短所を補うの、どっちが大事だと思いますか?

長所を伸ばすべきか?
短所を補うべきか?
って、どっちが正しいと思いますか?
色んな本を読んだんですけど皆言ってることが逆で…

【A】単純な2択で考えず、段階ごとに分けて、さらに比率で考えたほうがいいですね!

それって「最初の段階」と「ある程度成長してきた段階」で答えは変わります!
さらに「0か100か」じゃなくて、「長所30、短所70」などの度合いで考えるべき問題です!

僕が考える最良の流れは以下の通りです。
↓↓↓
1:まず自分の長所or短所を認識する
2:次に最初の段階ではいったん「短所を補うことに80、長所を伸ばすことに20」で向き合う。
3:全ての苦手分野が65%〜70%くらいになったら、そこからは「短所を補うことに20、長所を伸ばすことに80」とするといいです。

僕の経営している会社では、まさにこれを実践してもらっています。

なぜなら、好きなことや得意なことだけしかやってくれない人材では、ふれる仕事が少なくなってしまい、組織として機能しません。
かといって、もともと苦手なことはどんだけ頑張ったところで達人レベルにはならないでしょうから、そこにそんなにパワーを使っても無駄だと考えられます。

だから、最初の段階ではいったん全てのことを、70%くらいの最低水準に乗ることを目指してもらいます。
でもそこまでいってもらえれば、そこからはもう頑張らなくていいので、あとは自分の得意なことを伸ばすようにシフトチェンジしてもらっています。

今回はわかりやすかったのでうちの会社の例を示しましたが、別にこれはなんの道を目指すにしても同じだと思います。
「バンドマンになりたい」というなら、音楽だけじゃなくて最低限これくらいの接客力は必要だよねとか、そういうのがあるかと思います。
俺はファンに媚びないんだといったって、それでは誰も聞いてくれないでしょう。
クール系でありつつも、ある程度は好かれるためのムーブが必要かと思います。

「野球選手になりたい」というなら、「バッティングは強いけどボールはまったく投げれない」とかでは厳しいでしょう。
それでは補欠の代打でしか立ち位置をつかめません。

その場の環境に求められていることに、きちんと応えることができない人は、その時点で選択肢が減っていくものです。
ですので、ある程度はできないこともできるようになった方がいいです。
でもできないことは、最低限でいいんです。
それ以後はどんどんできることを伸ばしていきましょう。
その方が合理的です。

色んな本で書いてあることが違うには、それぞれに着眼してるポイントが違うんですよね。
長所を伸ばすべきって言ってる人は、「短所をおぎなうことに100ずっと注いで疲れ切ってる人」を対象に、それは違うよと言ってます。
短所をを補うべきって言ってる人は、上記のようなメッセージを都合良く解釈して、短所は何もがんばらなくていいんだと、自分の好きなことだけやってていいんだと、そう考えて生きているちょっとワガママな人向けに、それは違うよと言っています。
だからそれぞれ言ってることが違うわけです。

実際には、そんなの両方大事に決まってるんですよ笑
ある程度は、短所もきちんと補わないと、使い物になりません。
だけど短所を補うことだけに一生を費やすのはさすがに無駄なはずです。ある程度の最低ラインだけのったら、あとは長所を伸ばしたほうが有意義に決まっています。
これらは「どちらが大事か」ではなく、「どちらも大事なこと」なので、あとはそのタイミングと分量配分の問題として考えるといいと思います!

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