才能、天職、強みの見つけ方

【QA】長所を伸ばすのと短所を補うの、どっちが大事だと思いますか?

【Q】長所を伸ばすのと短所を補うの、どっちが大事だと思いますか?

長所を伸ばすべきか?
短所を補うべきか?
って、どっちが正しいと思いますか?
色んな本を読んだんですけど皆言ってることが逆で…

【A】単純な2択で考えず、段階ごとに分けて、さらに比率で考えたほうがいいですね!

どっちも大事ですw

長所を伸ばすだけで苦手なことから逃げてる人は、だいたい使い物になりません。
例えばバッティングしかできない野球選手は、代打でしか出番がありません。
プログラミングは得意だけどコミュ力が低いって人は、本当にただ一生コード打っててもらう以外に人の役に立てる場面がありません。

ですので、ある程度は「短所を補うこと」も頑張ったほうがいいです!
でないと、自分自身に「人生の選択肢」がなくなります!

でも、苦手なことって、最低限の努力でいいと思います!
もともと苦手なことはどんだけ頑張ったところで達人レベルにはならないでしょうから、そこにそんなにパワーを使っても無駄です!

今、ボールを投げるのが苦手な人は、そこからすげー努力したって魔球とか投げれるレベルにはならないでしょう。
だったらそこを頑張ってもしょうがない。
どうせ伸びしろないんだから!
ある程度「外野守備ができるくらいのボール投げ」を習得したら、そこからは自分の長所であるバッティングを伸ばした方がいい。

今、コミュニケーションが苦手な人は、そこからどんだけ努力したって社内で一番プレゼンが上手な人とかにはならないでしょう。
だったらそこを頑張ってもしょうがない。
どうせ伸びしろないんだから!
ある程度「同僚とそれなりに最低限のコミュニケーションがこなせるくらい」までは頑張ってもらって、そこから先は自分の長所であるプログラミングスキルを伸ばした方がいい。
その方が合理的です。

要するに、僕が考える最良の流れは以下の通りです。
↓↓↓
1:まず自分の長所or短所を認識する
2:次に最初の段階ではいったん「短所を補うことに80、長所を伸ばすことに20」で向き合う。
3:全ての苦手分野が65%〜70%くらいになったら、そこからは「短所を補うことに20、長所を伸ばすことに80」とするといいです。

でも世の中の大体の人って、どっちかしか努力しないんですよね!

「ひたすら長所を伸ばそうとするだけで、苦手なことからずっと逃げてる人」
「なぜか自分に対して完璧にならねばならないと思い込んでて、伸びしろがなさそうな苦手なことを一生頑張ってて、当然いつまでがんばってもなかなか結果がでない成長しないで自己肯定感を失ってる人」

世の中ってだいたいこの2種類しかいない!
どっちもちがうよー!
おちついてー!

この二つは「どちらが大事か」ではなく、「どちらも大事なこと」なので、あとはそのタイミングと分量配分の問題として考えるといいと思います!
最初のうちは短所もきちんと補わないと、使い物にならないので最初はそっちを頑張る。
だけど短所を補うことだけに一生を費やすのはさすがに無駄なので、ある程度の最低ラインだけのったら、あとは長所を伸ばすことに全力で!
そんな感じでいくのをおすすめします!

ちなみに色んな本で書いてあることが違うには、それぞれに着眼してるポイントが違うんですよね。
長所を伸ばすべきって言ってる人は、「短所をおぎなうことに100ずっと注いで疲れ切ってる人」を対象に、それは違うよと言ってます。
短所をを補うべきって言ってる人は、上記のようなメッセージを都合良く解釈して、短所は何もがんばらなくていいんだと、自分の好きなことだけやってていいんだと、そう考えて生きているちょっとワガママな人向けに、それは違うよと言っています。
だからそれぞれ言ってることが違うわけです。